特別講座「楽焼き講座2012 ~前編~」
 2月5日(日)に「楽焼き講座 2012 ~成形編~」が行われました。いつもの講習会の風景とは打って変わって、今回の受講生は全員が男性です。いぶし銀の風格漂うオトコ講座の前編をレポートします。



 「楽焼き」とは、安土桃山時代に千利休の注文によって、楽家の祖・長次郎が京都で作り出したのが始まりといわれています。手づくね(手びねり)で成形し、低い温度(800℃~1200℃)で焼きます。「侘茶」の世界を追求するために生み出された独特の焼き物です。茶陶の世界では、「一楽二萩三唐津」とも言われ、もっともお茶を美味しくいただける器とされています。

講座では、はじめに楽焼用の粘土を作りました。急熱急冷する楽焼きでは、膨張しにくい原料を混ぜて割れを防ぎます。今回はベースとなる粘土に「童仙傍」という粘土を2割ほど混ぜて、熱による膨張を抑えるようにしました。ベースの粘土の種類によって、さまざまな色味や質感を楽しむことができます。

 
各人が好みで粘土を調合したら、成形の作業に入ります。今回は玉づくりで成形を行いました。手のひらで粘土を包みこんで丸い形をつくり、真ん中に穴をあけて空中で回しながらおおよその形を作ります。

 ある程度形ができたら今度は手ろくろに載せ、粘土をつまみながら上に伸ばしていきます。さらに、内側に手をあててコテでたたき、大まかな凹凸をとります。最後に、形を整えて半乾燥させます。

 この日は一日で「成形→けずり」を行うため、成形した作品を約70℃の窯に入れて半乾燥させました。
 乾燥させている間にお昼休憩をとり、午後からはけずりの作業です。

まず外側をけずりフォルムをきめた後、内側をけずります。最後に口をけずって全体の形を整えます。

 
茶碗はバランスが重要ということで、何度もお茶を飲むしぐさをしながらけずりの作業をします。

 皆さん和気あいあいとして、とても楽しそうでした。
 
 作品はただいま素焼きを終えております。次回は19日(日)に『楽焼き講座 ~焼成編~」が行われます。さて、割れずにシブかっこよく焼けるでしょうか。
 後編のレポートは川村研修生に引き継ぎます。

研修生・太田


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by tohboh | 2012-02-16 17:42 | 祖師谷陶房:講習会 | Trackback
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