特別講座「楽焼き講座2012 ~前編~」

 2月5日(日)に「楽焼き講座 2012 ~成形編~」が行われました。いつもの講習会の風景とは打って変わって、今回の受講生は全員が男性です。いぶし銀の風格漂うオトコ講座の前編をレポートします。
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 「楽焼き」とは、安土桃山時代に千利休の注文によって、楽家の祖・長次郎が京都で作り出したのが始まりといわれています。手づくね(手びねり)で成形し、低い温度(800℃~1200℃)で焼きます。「侘茶」の世界を追求するために生み出された独特の焼き物です。茶陶の世界では、「一楽二萩三唐津」とも言われ、もっともお茶を美味しくいただける器とされています。

a0172734_1629537.jpg講座では、はじめに楽焼用の粘土を作りました。急熱急冷する楽焼きでは、膨張しにくい原料を混ぜて割れを防ぎます。今回はベースとなる粘土に「童仙傍」という粘土を2割ほど混ぜて、熱による膨張を抑えるようにしました。ベースの粘土の種類によって、さまざまな色味や質感を楽しむことができます。

 
a0172734_16304367.jpg各人が好みで粘土を調合したら、成形の作業に入ります。今回は玉づくりで成形を行いました。手のひらで粘土を包みこんで丸い形をつくり、真ん中に穴をあけて空中で回しながらおおよその形を作ります。

 a0172734_1720666.jpgある程度形ができたら今度は手ろくろに載せ、粘土をつまみながら上に伸ばしていきます。さらに、内側に手をあててコテでたたき、大まかな凹凸をとります。最後に、形を整えて半乾燥させます。

 この日は一日で「成形→けずり」を行うため、成形した作品を約70℃の窯に入れて半乾燥させました。
 乾燥させている間にお昼休憩をとり、午後からはけずりの作業です。

a0172734_17375575.jpgまず外側をけずりフォルムをきめた後、内側をけずります。最後に口をけずって全体の形を整えます。

 
a0172734_17261439.jpg茶碗はバランスが重要ということで、何度もお茶を飲むしぐさをしながらけずりの作業をします。

 皆さん和気あいあいとして、とても楽しそうでした。
 
 作品はただいま素焼きを終えております。次回は19日(日)に『楽焼き講座 ~焼成編~」が行われます。さて、割れずにシブかっこよく焼けるでしょうか。
 後編のレポートは川村研修生に引き継ぎます。

研修生・太田


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by tohboh | 2012-02-16 17:42 | 祖師谷陶房:講習会

東京都世田谷区祖師谷にある陶芸教室のスタッフによるブログです。教室では絵付け電動ロクロ、磁器も扱っています。一日体験もやっています。


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