ゼーゲルコーンからオルトンコーンに

講師の野田です。

祖師谷陶房では、「本格的な焼き物づくり」ができるように指導を心がけていますが、成形や装飾だけでなく、焼成についてもプロの作家と同様の方法で行っています。
常時行っている本焼きは「酸化焼成・還元焼成・炭化焼成」の3種類で、これらを大型の電気炉2基で週に1〜2回焚いています。
窯は3段制御の特注品で、温度ではなく「カロリー(熱量)」をコントロールしながら焚き上げています。なぜカロリーを基準にしているのかというと、焼成による釉薬や素地の変化は、単に温度だけでは正確に判断出来ないからです。

これまで、窯のカロリーを判断する材料に日本製の「ゼーゲルコーン」を使っていました。三角錐のコーンがカロリーによって熔倒(ようとう)する様子を見ながら焚き上げます。
しかし、このゼーゲルコーンが数年前にかなり値上がりし、数年分ストックしてあったものも、もうじき底をつくということで、この度、比較的安価なアメリカ製の「オルトンコーン」に切り替えることにしました。

「ゼーゲルコーン」と「オルトンコーン」は基準が異なるので、しばらくは両方を窯に入れてオルトンコーンの適正な熔倒基準を探らなければなりません。
今現在の結果では、「ゼーゲルコーンの9番を60度熔倒」と同様に焚くには、「オルトンコーンの9番が完倒直前、10番が70度熔倒」にしなければならないようです。

個人的にも、慣れ親しんだゼーゲルコーンをオルトンコーンへ変えるということは、陶芸を始めて約25年間の中でも、なかなか大きな出来事なのでした。

a0172734_15561294.jpg同じ窯の同じ場所での焼成結果。左がゼーゲルコーンの9番、60度熔倒。真ん中がオルトンコーンの10番、70度熔倒。右がオルトンコーンの9番、完倒直前。




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by tohboh | 2015-04-12 16:07 | 祖師谷陶房:日々のこと

東京都世田谷区祖師谷にある陶芸教室のスタッフによるブログです。教室では絵付け電動ロクロ、磁器も扱っています。一日体験もやっています。


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